メートルの誕生

1795(寛政7)年4月7日、フランス国内で新たに長さの単位として登場したメートル

メートル(フランス語: mètre、英: metre、アメリカ英語: meter)

フランスでèだったのがイギリスに伝わってeの上の記号がなくなって
アメリカに伝わってeとrの順番が逆になって・・・

当時のフランスには既に地球観測の実績があり、
地球を南北に1周する子午線の長さを算出
その4分の1にあたる赤道から北極までの距離を計測
さらに1000万分の1の長さ
として算出された長さを新たな単位をメートルとしたそうです。

メートルという名の由来は古代ギリシャ語の「μέτροv (メトロン)」
日本語で「測ること」を意味します。

日本では4月11日が「メートル法公布記念日」
1921年(大正10年)4月11日に世界的な単位のメートルを使う事に決めたそうです。

その当時の日本では「尺貫法」が採用されていました

1寸が約3.03㎝で1尺がその10倍の30.3㎝

今でも鉄板のサイズ等は尺を使っていますよね・・・
5’×10’の鉄板といえば「5尺×10尺」です。
ミリになおすと1524mm×3048mmなので1.524m×3.048mということになります。

使い慣れた単位から移行することに庶民の抵抗感も強く
メートル法の完全実施は1959年(昭和34年)からです。

私の場合、「一寸法師」の話も1寸といわれてもピンとこず
お椀に入るくらいの大きさという認識でした・・・。

大正生まれのばーちゃんが私に
「丈何尺・・・」とかよく言ってました・・・
ピンとこなかったけど・・・

その後日本では長さの単位に漢字を使用しており

メートル:米 or 米突
センチメートル:糎 or 厘
ミリメートル:粍 or 毛
キロメートル:粁米突
と表記されておりました。

メートル法を公式採用していないアメリカは
ヤードポンド法を採用していますが
アメリカ政府としてはどちらかに統一せず
どちらでもご自由にというスタンスだとか。

工事ブログ