【ルーヴル展・続編】

前回のブログでは、入場30分待ちの末に人の頭のスキマから《美しきフェロニエール》お姉さんを拝んだ話をしました(笑)

今回はその続き!

「ダ・ヴィンチの激レア美女」や「絢爛豪華なルネサンスの名画」がズラリと並ぶ中、アタシが展覧会で一番感動し、心を奪われてしまった作品について書きたいと思います。

その作品とは……

まさかの、『サイ』です。

そう、あの動物の、サイ(犀)です!!!🦏🦏🦏

ルネサンスの美女たちを抑えての「サイ」

名画を一通り鑑賞し(相変わらず人の頭越しですが笑)、ふと目に飛び込んできたのが、ドイツの巨匠アルブレヒト・デューラーが描いた木版画《サイ》。

もうね、見た瞬間、目が釘付けになりました。

「かっこよすぎん……???」

そこに描かれていたのは、アタシたちが知っているつるんとしたサイではなく、まるで西洋の鎧をフル装備した無敵の巨大モンスターのような姿!

皮膚のつなぎ目にはリベット(鋲)みたいなボツボツがあって、なぜか背中には謎の小さなツノまで生えている……。 

後で調べてさらに感動!「想像だけで描いた」という衝撃

気になりすぎてまたまた調べてみたところ、さらに胸熱な事実が判明しました。
なんと画家のデューラーさん、本物のサイを一回も見たことがないらしいのです!

  1. 噂話とスケッチだけで制作
    当時、インドからヨーロッパに古代ローマ時代以来、約1800年ぶりにサイがやってきて大ニュースに。でもデューラーは直接見に行けず、人から聞いた話と、手紙に書かれた簡単なメモ書き(スケッチ)だけを頼りに想像で描き上げたのだそう。

    • 架空の「背中の小さな角」:実在しない小さな角が首の後ろに描き足されており、怪獣のような威厳を放っています。

    • 皮膚の質感:鱗や甲羅のようなパターンが全身にびっしりと刻み込まれ、版画とは思えないほどの圧倒的な密度感を生み出しています。「装甲スーツ」のようなファンタジーと超絶技法

      見てもいないのに、持ち前の圧倒的な観察力(妄想力?)と神がかった版画技術で、「きっとこんな凄まじい怪物に違いない!」と仕上げたのがこの版画。

  2. 250年間「これが本物のサイ」と信じられる
    この版画がすごすぎて、
    その後250年以上もヨーロッパ中で「これが本物のサイの姿だ」と信じられ続けたという伝説付き。

最大の魅力は、「実物を見ずに想像と観察力だけで描き上げたにもかかわらず、本物以上の圧倒的リアリティとロマンを生み出した点」にあります。

おみやげコーナーで迷わず・・・

展覧会を観終わった後のお楽しみ、ミュージアムショップ(グッズ売り場)。
オシャレな図録や絵葉書が並ぶ中、アタシが吸い寄せられるように手に取ったのは……

もちろん、《サイ》のクリアファイルです(即買い)。
こちらが購入したクリアファイルです。