六本木の国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 ルネサンス」に行ってきました!
行く前のアタシの脳内: 「ルーヴル! ダ・ヴィンチ! ってことは……あの有名なモナ・リザに会えちゃうわけ!? ワーイ!!」
……と、完全に浮かれモード全開で乗り込んだわけですよ。
入館前からの30分待ち
美術館に着いて絶句。
「……ここ、テーマパークのアトラクション待ち列ですか?」
入場するだけでも長蛇の列で、待つこと約30分。
中に入ったら入ったで、さらなる衝撃が。
「いや、人多すぎて作品が全然見えんのよ!!!」
作品の前には三重四重の人間山脈。 絵を見るというより、「人の後頭部鑑賞会」に来たのかな? と思うレベルの混雑ぶりです。
特に一際すごい人だかりができていたのが、レオナルド・ダ・ヴィンチ様の作品エリア。
列の最後尾に並んでじっくり順番を待つ元気も忍耐力も残っていなかったアタシ。 早々に並ぶのを諦め、群衆の後ろからハイエナのように隙間を狙う作戦に切り替えました。
そして……見えた!!
前の人の「頭」と「頭」の、わずか数センチのスキマから……!!
……誰?????
「……ん? モナ・リザ……???」
「……いや、誰?????」
そこにいたのは、見た目の「モナ・リザ感」は80%くらいあるのに、額に謎の紐(?)みたいな飾りを着けている美女。
「フェ、フェロニエール……??? どちら様???」
ググって分かった「フェロニエールお姉さん」の衝撃の真実
実は名前すら間違えられていた
まず不思議なのが《美しきフェロニエール》というタイトルです。 直訳すると「美しき鉄工職人の妻(または娘)」という意味になります。
なぜ宮廷画家のダ・ヴィンチが鉄工職人の妻を描くのか?——実はこれ、後世の完全な思い込みからついた名前なのです。
勘違いのきっかけ かつてフランス王室のコレクションを整理していた際、フランス王フランソワ1世の愛人だった「フェロン氏の妻(フェロニエール)」の伝説的な肖像画だと勘違いされてカタログに登録されてしまいました。
額の飾りが大バズり
彼女が額に着けている、小粒の宝石がついた細いひも状の髪飾り。この絵が有名になったことで、この髪飾りのスタイル自体が「フェロニエール(Ferronnière)」と呼ばれるようになり、19世紀の女性たちの間で大流行しました。名前を間違えられた挙句、その間違いが流行語になるという怒涛の展開。
では、彼女は一体だれだったのでしょうか?
いろいろ説はあるようですが、実在の美しい女性だったことは間違いありません。
実はモナ・リザより激レア
世界に15本程度しか現存しないダ・ヴィンチ本人の本物の絵。モナ・リザはパリから絶対動かない箱入り娘なので、日本に来てくれたこの《フェロニエール》お姉さんの方が、実はめちゃくちゃ激レアだったのです!




