幻の平榎城

室町時代のころ、今やってる現場のあたりに『平榎城』というお城があったそうな。しかし、上杉謙信の兵火にかかり落城したとか・・・。

江戸時代1858年に「トンビ山の大山くずれ」という安政の大地震で常願寺川の本流が鉄砲水となり平榎城址は跡形もなく押し流され日本海の藻屑となって消え去り、史実にわずかに残る『幻の城』となってしまった。

富山県埋蔵文化財センターの資料によると、ほ場整備事業の発掘調査で土器やヒスイなどが発見、遺構は鎌倉~江戸時代と記載。

平榎の北は縄文時代の土器の捨て場、中央部~南部は弥生~古墳時代の集落、中央部~東は平安~鎌倉~江戸時代の集落と推定されているらしい。ヒスイの剥片が見つかっていることから弥生時代に勾玉作りが行われていた可能性があるとか。
その他、富山考古学会のとやま発掘最前線にもいろいろ記載。

なんか、タイムスリップしたみたいになるね。

 
ここが例の平榎城跡地だと推測される場所。田んぼが水はけの悪い地面というのは常願寺川決壊の名残か?

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